時間がないハンドメイド作家さん必見!無理なく続ける“やめる戦略”と“仕組み化”のコツ

ハンドメイド販売のコツ

こんにちは、田口さやかです。

今回は、私が主宰しているオンラインサロン『手しごとサロン』で開催したminiセミナーでお話した、
「やめる戦略と仕組み化」について少しこちらでもシェアしていこうと思います。

テーマは、

『時間がない人のための“やめる戦略”と“仕組み化”の考え方』
〜無理なく続ける作家活動の土台づくり〜

もし、

・やりたいことがたくさんあるのに忙しすぎて出来てない!
・いつもやるべきことが未達成・・
・やるべきことが進まなくてなかなか売れるようにならない・・

そんな方がいたら、参考にしてみてくださいね!

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1. なぜ作家は忙しいのか?

ハンドメイド作家さんが「時間が足りない…」と感じる理由には、大きく3つのパターンがあります。

① 全部自分でやろうとしている

SNS、制作、梱包、お客様対応、学び、発送…。すべて自分でこなすことになり、結果、いつも時間に追われてしまいます。
ハンドメイド販売に付随する作業って本当に多いですよね。

② 優先順位が見えていない

例えば、成果に直結しないことに多くの時間をかけてしまっている。
たとえば毎回凝ったラッピングや長文の手書きのお礼をつけたりされる方もいらっしゃるかと思います。
こういった作家さんの気遣いはとてもお客様を感動させるものにもなるのですが、一方で、結構時間が取られている・・というケースも多かったりします。

③ 毎回ゼロから考えている

SNSの投稿文、制作アイデア、商品説明などを“毎回ゼロから考える”というのも大きな要因の1つ。

「今日は何を作ろうかな?」「今日は何を出そうかな?」というゼロ状態になっていると、やり始めるまでにすでに脳が疲れ始めています。

 

 

2. “やめること”を見つける3つの視点

忙しさから抜け出すには、

自分が何に時間を使っているのかを把握して、「やめられるものはないかな?」というのを見つけていくのがポイントです。

・・とはいえ、「全部大切そうなことに時間を使ってるよ。」と感じる方も多いと思います。でも実は、一見”大切そう”と思うものの中に、”やめれるもの”があったりするのですよね。

”やめるべきもの”を探すときのコツは、自分が“無意識にやってること”を見てみることです。

そこで、以下の3つの観点から見直してみましょう。

 

ハンドメイド作家がやめるべきものを見つける3つの視点

1. 成果につながっていない“義務化ルーティン”

・例)毎日投稿してるリール。
反応が薄いなら「目的」「内容」「やる期間」を見直しましょう。

・例)スキル上達のために自分に課した毎日の制作・・本当に成果に直結するかどうか?を見極めてみましょう。

 

2. “他人軸”でやっていること

・例)「人に言われたから」「なんとなくやったほうがいいと思って」始めたこと。自分的にしっくりこなかったり、続ける理由が曖昧なら、やめてもOK。

・例)「〇〇ちゃん手先が器用だから、バッグ作ったら絶対売れるよ!」など、友人から言われたことでその一言をを拠り所にして、1〜2年試作を続けている。→ 終わり(完成)が見えなくなるケースもあるので注意!

 

3. 自分をすり減らす“正解探し”

良かれと思って見始めたネットでの情報収集が、気付けば「比較」や「落ち込み」「自信喪失」になっていませんか?

私たちは「ハンドメイド作家」であるだけでなく、
人によっては母として、主婦として、娘として、他の仕事を持つ身として・・などあらゆる立場や役回りを持っていらっしゃると思います。

だからこそ限られた時間での活動になるハンドメイド販売。
やっぱり、効率的に上手く作品販売を進めるには、エネルギーの消耗や自爆をなるべく減らし、時間的な観点からも「何をやめれるか?」が鍵だったりします。

 

 

時間を食っている“無意識行動”を時系列で洗い出してみましょう

”日々の時間の使い方”を見直してみると、もしかするとその中に「やめてもいいかも」が混ざっているかもしれません。

・制作
・発信活動
・SNSチェック
・SNSでの情報収集・ネットサーフィン
・梱包・発送
・お客様対応
・家事

「これって別に、やめても困らないかも?」とか「この時間、気づいたら2時間以上とってた」というものがあれば、それが“やめる”ヒントです。

例えば、勉強になりそうと思って見始めたYoutube動画だけど、画面右側に出てくる「関連動画」の中に自分が好きそうな動画コンテンツがおすすめされていて、クリックしてしまった・・

という経験を持つ方は多いかと思います。
そういうのが案外時間を搾取していたりするのですよね^^

 

それから、「お客様第一優先」にするのもちょっと危険で、

“待たせてはいけない”
その思いで、お客様へのメール対応や発送対応、制作など急に飛び込んでくるものに振り回されてしまっていないか?を見直すのもとても大切だったりします。

余談ですが、、
お客様からの問い合わせや突然の注文に振り回されてしまっている状況があると、
実は注文が入りにくい自分になっていってしまったりします。

・注文をもらうと自分の時間が一気になくなる感覚がある
・注文が入ると、ストレスを感じる
・注文が入ると、お客様からの圧力のようなものを無意識に感じる
・注文が入ると、生活が脅かされる。。

このような感覚を持ってしまうと、無意識の中で「注文が来たら大変だ」
と思ってしまうのですよね。

この状況のまま、いくら「〇〇円売り上げたい!」「もっと注文が欲しい!」と頭(表面上)で思っていても、なかなか難しいわけです。

無意識の中ではその状況を避けようとしている自分がいる、、というのがネックなのですよね。

だからこそ、お客様や入ってくる注文に振り回されない状態を作っておく、というのがとても大切だったりします。

 

さて、ここまで、
・作家活動は作業が多くて忙しくなりやすいこと
・その中で”やめるもの”を見つけていくこと
の重要性を書いてきました。

ここからは、「仕組みを作る」ということについて解説していこうと思います。

 

 

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4.ハンドメイド作家が取り入れるべき “仕組み化”とは?

上で書いたように、
私たちは日々無意識の中で忙しさを感じて、「やるべきことができていない」「だからいつまでも売れるようにならない」
というような不足感や”出来なかった感”を感じながら過ごすこともあったりするのですが、

この時にポイントになるのは、
不要なものを”やめること”ともう1つ、“仕組みを作る”という意識です。

例えば、

「今日、これをやろうかな、やめようかな・・」

この1つの問いだけでも、実は私たちの脳は負担がかかっていてエネルギーを消費していたりするんですよね。
しかも、いざ決めた時も「・・じゃあ、やるかぁー。(めんどくさいな)」
と、こんなふうに感情を持っていかれると、ここでもとても疲れてしまったりエネルギーの消費が起こります。

これも、仕組みがないからこそ、ゼロスタートで今日一日を作らなければいけないというのが問題なのです。

 

続けるために必要なのは「根性」「感情」じゃなくて「型」

仕組み化とは・・
=毎回ゼロから考えない仕掛けを作ること
です。
(ルール・テンプレ・習慣)

例えば、どこか働きに出かけている方なら
「今日出勤しようかな、どうしようかな〜」と悩むことはないですよね^^
平日なら当たり前のように出勤して仕事をしますよね。

でもハンドメイド販売となると、そこが完全に「自分次第」に委ねられてしまいます。

だから、「今日、何しよっかな〜。制作の気分でもないし、ちょっと仕入れにでもいってみようかな〜」という感覚で毎日が進みやすかったりします。

そしてやっぱり、
決めていないと迷うし、ブレるし、やるべきことがたくさん見えてきて焦るし、「結局何も出来なかった・・」となりやすかったりします。

だからこそ、

仕組み化=毎回ゼロから考えない仕掛けを作ること
を取り入れるのがとってもおすすめです◎

特に、日々の活動の中で「時間食い虫」になっているものをピックアップして、
“ルール化・テンプレ化・習慣化”に落とし込めないかな?という視点で見直していくのがとてもおすすめです。

例えば、、

SNS投稿:3パターンで回すと決める!
・商品の背景
・お客様の声
・制作風景+気づき

商品説明:毎回ゼロから考えるのではなくテンプレを決めておく!

発送作業:同梱物・お礼文もルール化。どの内容を手書きで書くか?どの部分は印刷にするか? 商品のサイズを統一して梱包のストレスを発生させないなど

 

重要なのは、「やるかやらないか」で迷わないこと。 迷いは“脳のHP”をじわじわと消費していきます。

 

5. 時間の使い方:スケジュールで決めておく

仕組み化を考えていくと、やっぱり最終的には「スケジュールしておく」ことがとても大切だということに気付かされます。

例えば、この4つのルールがとてもおすすめです。

1、この1ヶ月で「やりたいこと・回数」を先に決める

2、曜日ごとにテーマを割り振る
(例:月曜=買い出し、火曜=制作、水曜=投稿作成…)発送日を毎日じゃなく決め打ちにするのもおすすめ。

3、1ヶ月の予定表に書き込んでいく。

4、1日の作業時間を「勤務時間」として設定
(例:10:00〜12:00/13:00〜16:00を“ハンドメイド作家”としての勤務時間にする。それ以外の時間は、いくら暇でも作業できないルールにしてしまうのも◎)

このような感じです。

 

ちなみに、
パーキンソンの法則というのがあって、
「仕事の量は、完成期限までに与えられた時間を全て満たすように拡大する」という法則があります。

つまり「1時間で終わる仕事に1日分の時間を与えられると、人はその仕事に1日費やしてしまう(その仕事は1日という時間を食い尽くす)」ということです。

すなわち、「時間が限られている人ほど行動が早くなる」

なんだか、そういう人っていますよね。忙しいはずなのにあれもこれも出来ちゃう人・・^^

6. まとめ

時間が足りない…と感じている方ほど、

・やめる
・かたを作る

この2つが鍵になります。

また、「やり上げる・やり切る」というのもとっても大切だなと思う今日この頃です。


完璧主義は時間食いの大きな要因
で、例えば

・じっくり取り組んでたはずなのに、結局何も完成しなかった
・インスタのデザインに凝りすぎて、結局投稿ができなかった
というのはよく陥りやすいことだと思うのです。

「インプットや内側の作業に多くの時間を取られ過ぎない」
というのも、成果を出すハンドメイド作家の1つの大切なポイントなのかもしれません。

情報を集めすぎたり、完璧を求めて作り直して”時間切れ”になるよりも、「完了させること」(やり上げる・やり切る)に重きを置いていくと、

作品が人の目に触れる回数が増えたり、
あなたという作家の存在を知る機会が増えたり、
あなたらしさの型ができたり、
好きになってくれる人が増えていくのだと思います。

あなたがインプットした情報やスキルが価値になるのではなく、それらは単なる材料の一部に過ぎず、
あなたが「アウトプットしたもの」こそが、お客様の心を動かしたり注文を作ったりするということ。

ぜひ”アウトプット”を意識しながら、
「やめる」「仕組み化」を活用して、素敵な作品を多くの方に届けて行けたらいいなと思います。

ということで今回は、
『時間がないハンドメイド作家さん必見!無理なく続ける“やめる戦略”と“仕組み化”のコツ』
というテーマでお送りしていきました!

 

自分の情熱や理性、感情を過信せずに、
冷静に「やめること」を見極めて辞め、「仕組み」に沿って消耗せずに動けるようになること。

これが、効率的にハンドメイド販売を成功させるためには必要不可欠なように感じています。

 

何か参考になれば幸いです。

あなたの大切な作品が、もっとたくさんの人に届きますように。
何か気づきがあれば、ぜひコメントや感想で教えてくださいね。

 

田口さやか

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