こんにちは、ハンドメイド作家活動を応援している田口さやかです。
今日は、「目的に沿った仕事の選び方」について書いてみようと思います。
こんなふうに感じたことはありませんか?
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「いろんなこと頼まれて、何屋さんかわからなくなってきた…」
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「好きな仕事を選ぶべき? でも、稼げる仕事の方が正解?」
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「好きだけど、時間ばっかり取られる…。本当にこれでいいのかな?」
そんな葛藤がある時こそ、一度立ち止まって、自分にとっての“幸せな時間”って何だろう?と見直してみるのをおすすめします。
「今」の連続こそが、人生そのもの
私たちはつい、「いつか幸せになりたい」とか「月に〇〇円稼げたら満足だろうな」と未来のどこかに幸せがあるような気がしてしまいますよね。
でも実際は、人は「今」しか生きられないもので。
“いつか”の未来も、いざその時が来れば「ある一瞬の今」として過ぎていくだけなんですよね。
たとえば、目標としていた月収を達成したとき、その瞬間はとても嬉しいかもしれません。
でもしばらくすると、また「もっと稼がなきゃ」と感じたり、「このくらいじゃダメ」と焦ったり…そんな経験、ありませんか?
だからこそ本質は、「あぁ、幸せだなぁ」と感じる今この瞬間を、どれだけ人生に増やせるか。
それが、自分らしく生きるための本当のゴールだと思うのです。
そして同時に、『ハンドメイド活動(販売)』は、その至福の時間を、自分次第でたくさん作ることができる働き方でもあると思うのです。
自分にとっての「至福の時間」とは?
たとえば、「頼まれごとが多すぎて何屋さんかわからなくなってる」と悩む人がいたとします。
でも、これも一概に良い・悪いというのもはなく、
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その仕事が 自分の理想とする未来や価値観と合っているか?
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やっていて幸せを感じる時間が増えているか?
という視点で判断してみると、本質的な正解が見えてきます。
たとえば…
本当は「Aというジャンルの作品販売」に集中したいのに、BやCといった別の制作依頼ばかり増えて時間を奪われている。
→ それなら、理想の未来に近づく仕事とはならず、断る勇気が必要かもしれません。
でも逆に…
Aを頑張ろうって思っていたけど、オーダーを通じて、目の前の人とじっくりやりとりして喜ばれるのが嬉しい。作る過程がとても楽しい。
→ それなら、「Aの道に決めたんだからブレちゃダメ」ではなく、自分にとっての至福がどこにあるかで選んでいいのです。
これと同じような例で、
「自分のユニークな作品に共感してもらえるのが一番嬉しい!」のなら、
“ユニークじゃないけど売れそうなものを量産する”ことは、本当の意味での幸せにはつながらないかもしれません。
逆に「この画期的な作品、とてもいいから、一人でも多くの人に使ってみてほしい!」なら、「一点もの」とか「自分への賞賛」とか「資格を取る」とかは一見良さそうなものでも、ゴールから換算したらどうでも良いことだって見えてきたりしそうですよね。
それよりも、とにかく”数を届けられる仕組みづくり”に力を入れた方が幸せに近づくのかもしれません。
こんなふうに、
『自分は販売活動の中で、一体どのタイミングに「至福」を感じてるのか?』っていうのをみていくと、本当の意味で自分が幸せのなために増やすべき時間っていうのが見えてくるのかなと思います。
そうじゃないと、
目先の利益や損得で動いてしまったり、例え稼げても肝心な自分の心が冷え切っていくとか、エネルギーが枯渇するとかってあると思うのですよね。
ハンドメイド活動とか個人活動って、自分に至福の時間を増やしてくれるとっておきの働き方だと思うからこそ、「どんな時間が(販売のどこの要素が)本当に幸せを感じるか」っていうのを一度時間をとって考えてみるといいかもしれません。
「稼げる」より「心が満たされる」を基準にすると、結局稼ぎやすい
ちなみに、
「至福」って少し捉えるのが難しいもので、
例えば「こっちのが気楽だし」とか「こっちのが短時間で楽」とか、「こっちのが利益大きそう」とか、そういう表面的な幸せとごっちゃになりがちなのですが、
実は至福ってそういった浅い幸せとは少し一線を引くというか、違う次元に存在しているようにも思うんです。
ハンドメイド販売は、どうしても「いくら稼げるか」に意識がいきがちで、そこでジャッジされたりジャッジしているかもしれません。
巷でも、「〇〇円達成!」とか、「高単価商品を販売しましょう」とか、よく言われているのを耳にしたことがある方も多いと思います。
でも、『至福を増やす』って考えた時、
本当に注目すべきは「その仕事をしているとき、どんな感情で過ごしているか?」それが非常に大切な問題だと思うのです。
例えば、
- 「とても緊張を伴うんだけど、大きな至福を感じる」
- 「効率悪いって周りから言われるけど、この時間がすごく好き」
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「とても時間がかかるけど、この時間自体が本当に幸せ。生きてる!って感じる!!」
とか。
そういう“じんわり感じる至福”の方が、本心から追いやすくて、自分らしく長く続けられるし、パワーが湧いてくるのだと思います。
そして結果的に、そういう『至福』を増やそうという角度から努力やエネルギーを使っていくと、結局、、
「あれ?結構売れてる」
「なんか自然とファンがついてる」
「案外、安定して収入もあるな」
というふうに、金銭面もあとからついてきたりするんですよね。
こんなふうに、
「稼げる」より「心が満たされる」を基準にすると、結局稼ぎやすい
って、大いにあると思います。
自分の幸せな時間を見極めよう
「至福」って、表面的なメリットと違ってすぐには見えにくいもの。
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「こっちのが楽そう」
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「利益大きいのはこっち」
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「短時間で終わるし…」
そんな損得で選ぶよりも、心の奥で「これ、幸せだなぁ」って感じる瞬間を探してみてください。
そして、その時間を少しでも増やす選択ができたら…
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やりたい仕事に集中できる
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無理のない自分を大切にした働き方が見つかる
- チャレンジングな挑戦に挑める自分になっている!
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やりがいも収入も、無理なく育っていく
そんな状態をつくることができるのかもしれません。
おわりに
ハンドメイド販売や個人ビジネスというのは、「心が喜ぶ働き方」を大切にできる、とても素敵な働き方だと思います。
だからこそ、
「どんな時間に自分は幸せを感じるのか?」
そして「その時間を人生にもっと増やすにはどうすればいいか?」
それを、ぜひ今あらためて考えるきっかけになればとても嬉しく思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
田口さやか
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