レビューも販売実績もゼロ…最初の注文を作る3つの行動とは?【ハンドメイド販売】

ハンドメイド販売の考え方

こんにちは、田口さやかです。

今日は、

「まだ実績がない状態から、どうやって最初の1件の販売につなげるか?」というテーマでお話しします。

これ、誰もがぶつかる最初の壁ですよね。私自身もそうでしたし、これまでサポートしてきた多くの作家さんも、必ずこの“ゼロ”の時期を経験しています。

ただ、この時期に「どう動くか」で、その後の成長スピードがまったく変わってきます。

そこで今回は、

実績ゼロから1件目の販売につなげるために特におすすめのアクションを3つご紹介します。どれも、今すぐ取り組める実践的な内容ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。


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実績ゼロを突破するための3アクション

1. 広告で“まず見つけてもらう”

どれだけ素敵な作品を出していても、見つけてもらえなければ存在しないのと同じです。実績がないショップこそ、まず「見てもらう工夫」が必要です。

SNSを育てている途中の方や、まだ発信のリズムがつかめていない方は、ハンドメイドサイト内の広告やInstagram広告など、有料の広告を小さく使ってみるのもおすすめです。

数百円単位から始められますし、「お気に入り」や「ショップフォロー」など、反応があるだけでも大きな一歩です。そこから徐々に信頼を育てていくことができます。


2. オープニングセールで“安心感”と“応援される理由”をつくる

販売実績がゼロの状態では、「買ってみたいけどちょっと不安…」というお客様の気持ちが自然とありますよね。

実績がないことで「不安」になっているお客さまの気持ちをやわらげてあげるために、
オープニングセールを開催するのもとても効果的です。

お客さんの心理としては、
・買い物で失敗したくない
・ちゃんと届くのかな
・他に買った人はいるのかな?
・どんな作家さんなのかな?
など、不安要素が多いですよね。
だから、この不安な気持ちを1つずつ要素分解して、解消していくのがおすすめです。

買い物で失敗(損)したくない (→ 今回SALEでお得に買える!)
ちゃんと届くのか不安(→ 発送までにかかる日数は?梱包を説明、送り方・追跡可能か伝える)
他に買った人はいるのかな?(→ 過去のお客様の声や用途を伝える)
どんな作家さんなのかな?(→ 想いや人柄、制作風景をイメージさせる)
さらに、
先着でプレゼントやクーポンを用意したりすると
「急いで買おう」「この機会に買おう」という動機づけにもなります◎

ちなみにオープニングセールの趣旨として作家側が持っていくべき認識としては、
「安くする=価値を下げる」ではなくて、
これは「応援しやすい状況をつくる」ということです。

安くしないと売れないよね、、ではなく、
「今後、10人、100人と買われていくこのショップで、記念すべき最初の10名は特別にお迎えしたいな!」
そんな感覚です。
「10名に間に合いましたね!おめでとうございます」って、お花の首飾り(レイ)をかけてあげるようなイメージをもつとわかりやすいかもしれません。
そして、ただ安いだけじゃなく、「なぜオープニングセールをしているのか?」という想いや背景をしっかり伝えることも大切です。例えば、Etsyで初めて海外販売をするとしたら、
「日本ではこんなふうに活動してきた私ですが、新規のショップで購入するって心配もあると思います。でも、気持ちよく安心して手に取ってみて欲しくて、今回期間限定のセールを開催することにしました」
とか、正直にいってもOK。
結構、ハンドメイドサイトでは作品そのものだけではなく「この作家さんを応援したい!」って思ってくれる人もいたりします。

商品のメリットや価格の安さだけではなく、「この作り手さん、応援したいな」と思ってもらえるような背景を添えることがポイントです。


3. WANTからNEEDへ。“買いたくなる理由”を言語化する

最後に、もっとも大事な視点が「欲しい」から「必要」に変える見せ方のリライトです。

多くの作家さんが、「かわいい」「素敵」といったWANT(=欲しい)を強く押して作品を紹介することが多いのですが、

可愛い!でも買わない(買うほどの熱意じゃない)・・というのが多くのお客様の心理だったりしますよね。

実際に人が“買う”までに必要なのは、「これ、自分に必要かも」と感じるNEEDの要素です。

では、どのように見せ方を変えるか。以下に例を紹介します。

WANTとNEEDの見せ方の違い:

  • 北欧風でかわいい布ポーチ→ カバンの中が片付かない人へ。「秒で整える」仕切りポーチ
  • 小ぶりで上品なピアス→ カジュアル服でも“きちんと感”が出る。リモート会議にもぴったりなアクセサリー
  • 優しい色合いのキャンドル→ 忙しい毎日に“深呼吸する時間”を。癒しを贈るキャンドルギフト
  • レースの花柄シュシュ→ 髪を結ぶだけで“丁寧に暮らしている感”が出る。大人のためのシュシュ

このように、作品そのものの魅力を、「誰の・どんな悩み・どんな日常に寄り添うか」という視点で表現すると、「私のための商品だ」と感じてもらえる可能性が高まります。

このほかで言えば、

・クリスマスギフト専用の商品 とか

・母の日ギフト専用の商品

など、

お客様がすでに持っているニーズや買おうとしているタイミングに沿って、自分の打ち出し方を変えていく(それ仕様にしてあげる)のも大切なポイントです。

 

当然だけど、『必要なもの』って、買われやすいんですよね。

だから、

レビューや実績がないときは、

必要だと思わせるような作品の魅力の伝え方をしていくことが大切です。

 


まとめ

ということで今回は、実績0から注文を作る3つのアクションをご紹介しました!

 

ご紹介した3つのアクションをまとめますね。

  1. 広告を使って、まず“知ってもらう”
  2. オープニングセールで、安心して買える環境をつくる
  3. 「欲しい」から「必要」に変える見せ方リライト

 

最初の1件は、簡単ではないかもしれません。ですが、逆に言えば、その1件さえ乗り越えられれば、その後の信頼構築がぐっとスムーズになります。

というのも、私自身も最初の一件の注文が入るまで、私も3ヶ月かかりました。
その当時の私は、それまでただ待ってるだけ(見つけてもらうのをお客さん任せにしていた)でしたが、振り返ってみるとできることは色々あったなと感じています。

 

あなたの作品と想いが必要な人に届くことを、心から願っています。

応援しています!

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

田口さやか

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