2024/06/14
【徹底解説!】MinnePLUSの上手な使い方!何を書いたらいい?書くべき内容・NG例をご紹介!他のSNSとの違いも解説
こんにちは。ハンドメイド販売コンサルタントの田口さやかです。
今日は、ハンドメイドサイトminneから新しくリリースされたツール、
『minnePLUS』
についてわかりやすく解説していきます!
Minneプラスは他のSNSと何が違うのか?
上手な使い方と、書くべき内容・書かない方が良い内容をそれぞれご紹介していきます!
minnePLUSってどうなんだろう?
使った方がいいのか迷っている・・
という方は参考にしてみて下さいね♪
この記事を見ていただくと、minnePLUSについてだけでなくハンドメイド販売のための発信のポイントをマスターして頂けるはずです!
目次
minnePLUSとは?
minnePLUSとは、その名の通りハンドメイドサイトminne(ミンネ)からリリースされた新しいツール。
minneでの販促活動に便利な機能を利用できるサブスク型のツールです。
minnePLUSの紹介ページ
https://minne.com/lp/minne-plus
その中でも現段階でサービス提供されているものが、
『プッシュ通知+レター』で、
自分のショップのフォロワーにアプリのプッシュ通知で情報を直接スマホの手元まで届けられる
というもの。
具体的には、
『レター』と呼ばれるページに伝えたい内容を書いて(レターは複数作れます)、
このレターを、プッシュ通知でフォロワーさんにお知らせすることができるサービスです。
これまで、
ネットショップでは作家側からお客さんとコミュニケーションをはかる方法ってほとんどなく、自分のSNSに誘導してお知らせを受け取ってもらうか、メッセージ機能でのマンツーマンやりとりしかできなかったのですが、
今回のこの機能は、いわば、すでに集まっている自分のファンに対して伝えたいことをスムーズに配信できるというのがとても魅力的ですね。
ではこのminnePLUS、
私たちハンドメイド作家が使うとしたらどんなふうに使ったらいいのか?
ここからは、押さえておきたい特徴や注意点をご紹介しつつ、
そもそもものを買っていただく際にお客様(フォロワー)への発信って
どう考えていったらいいのか?ということを紐解きながら解説していこうと思います!
ネット上で『発信から注文を起こす』3ステップ
まず、ネット上で自分の発信によって注文を起こすには3ステップの流れがあります。
それが、
集客
↓
教育
↓
販売
まずは存在を知ってもらい、「いいかも!素敵かも!」と思ってもらってフォローしてもらう(=集客)、そこから接触を増やしたり情報を知るごとにもっと好きになってもらう中でお客様が買いたいと感じるタイミングを作って(=教育)、購入していただく (販売)
というとてもシンプルな流れです。
これは、作品販売もレッスンビジネスもコンテンツ販売も同じです。
ちなみに、集客してSNSにたくさんのフォロワーさんがいてもなかなか注文に至らない・・という場合には、
この第2ステップの『教育』という部分が弱いか、もしくは作家さん自体にその『教育をする』という発想・感覚が抜け落ちてしまっている可能性があります。
逆に言えば、”教育”の観点からSNSや書く内容を考えていくと、今いるフォロワーさんで、同じ商品であっても売れ行きをおおきくアップすることだって全然可能です◎
この3ステップは、ステップごとに適している場所がある。
さて、先ほどお伝えした3ステップ。
集客→教育→販売
ですが、それぞれ適している使うべき媒体(場所が)があります。
それが・・・
集客(=プル型のSNS・・・Instagram、Youtube、ブログ、X、Tiktok etc)
→見たい時に見に来てもらう場所。
教育(=プッシュ型SNS・・・メルマガ、LINE公式アカウント )
→欲しい人には登録しておいてもらって、ダイレクトに情報を送ってあげる。
販売(=ネットショップや決済付きページ、DMでの直接販売など)
→最終的に買える場所。
minnePLUSで担うのは、この教育の部分です。
ミンネプラスはスマホの手元に情報を届けるので、まさにプッシュ型のツールですよね。
minnePLUSはLINE公式アカウントと類似。
プッシュ型でスマホの端末まで情報を届けられるという点で、他のSNSの中ではLINE公式と同じポジションであると言えます。
違う部分があるとすれば、
1、すでにフォロワーさんが集まっているという点(新たに一から集客しなくていい)
2、自分のショップに直接紐付いている点。=minneで展開する商品販売に関してのお知らせに限られる。
プッシュ型SNS発信の最大の注意点
プッシュ型SNSツールは、ショップ側がぜひみてほしい情報をユーザーさんの手元まで届けることができるので本当にありがたいツールですよね。
でも、同時にそれゆえの注意点もあります。
それは、
ユーザーがプッシュ通知ONにしている場合、嫌でもスマホに通知がいくので、
内容が薄かったりメリットが感じられなかったり興味持たれない内容だと、ブロックされやすいということです。
(ブロックではなくとも、フォロー外しやプッシュ通知をオフにされるなど)
LINE公式アカウントのブロック率の平均はほぼ20~30%と言われていて、
本来自分が情報を欲っして登録したはずのアカウントであっても、発信が煙たがられてしまうと簡単にブロックされてしまいます。
なので、発信する情報や内容に関しては少し慎重になる必要があるのですね。
minnePLUSで発信すべき内容とは?
では、このプッシュ型のツールであるミンネプラスですが、
具体的にはどんな内容を発信したらいいのでしょうか?
発信内容に関しては、制約や制限がある訳ではないので状況や作家さんによってもちろん色々なパターンがあると思うのですが、
ここでは、
「私だったらこんな内容を発信する!」という2つの内容をご紹介してみようと思います。
minnePLUSで発信すべき内容
1、知って得するお買い物情報
→10%オフなどお得な情報
→新作情報のご案内
→フォロワー限定商品のご案内
→期間限定、数量限定商品の先行予約のお知らせなど
2、詳しい買い方や注文ルールの周知
→出店イベントの告知
→新作の予定販売数
→販売開始日
→注文時の注意事項
→休業日のご案内など
逆にあまりおすすめではない発信内容は、
・作品の魅力や想いを長文で力説
・制作風景や自己紹介など商品以外のご紹介
・お客様の声
など。
受け取ったお客様にとってメリットになりそうか?と考えるのが大きなポイントで、
自分が伝えたいか?ではなく、お客さんが伝えて欲しいと思っているか?
という角度から考えていくのがコツです◎
そもそも物販の『教育』とはなに?
通常、「教育」というところで、商品の深い魅力を知ってもらい、「よし、買おう」と買うべき理由などを感じてもらうのですが、
作品販売の場合、プッシュ型の発信ツールでの『教育』をしようと考える時には、あっさりしてる方が良かったりします◎
また、先ほど書いたようにネット上で発信する中で注文に繋げるステップは、集客ー教育ー注文ですが、くっきりと役割が分かれている訳ではなく
グラデーションのようになっています。
例えば、
インスタなどでの発信の場合、もちろん集客と教育両方ともの要素があったり、
注文を発生させる商品ページでも、単に注文をもらうだけでなくそこには商品の説明文を通じて『教育』的な要素があるわけで、
きっちりこの媒体は完全にこの役割だけ!っていう訳ではありません。
けれど、先ほど書いたみたいに、
minnePLUSは興味を持っていることが前提の人たちに具体的な販売促進をするためのツールであり、教育の部分を担うツールです。
『教育』的な発信を考えるとき、
例えば、物販以外の習い事のレッスンやセミナー、講座などは、存在を知ってから「受けたいな」と思ってもらうまでにお伝えしたい情報(お伝えすべき情報)ってとても多かったりするのでこの『教育』の部分がとても重要でじっくりお届けすることが多かったりするのですが、
ハンドメイドの作品販売の場合、手元にまで届くプッシュ型の通知で同じことをしてしまうと、毎回重たい教育的な内容が届くのはとしんどく感じられてしまうことが多いんですよね。
たとえば、
なぜ買った方がいいのか?この商品にどんな価値があるのか?この商品に込めた想いは・・・
など、重たいものが届くと鬱陶しく感じられてしまいます。
なので、そういったものを力説するよりも、
”残り一個だよ、とか先行予約の方法はこうだよ、何日から販売開始だよ、”
みたいな、欲しい人がスムーズに買えるようにする為の情報周知が、ここでいう「教育」と思うとわかりやすいかと思います。
いわば、minnePLUSのフォロワーさんはすでに自分のショップをフォローしてくれている人たちなので、買うことを無理やり説得しようとする必要はなく、
自分の商品のことをすでに知っていたり買ったことがあったり、いつか買おうと思っているような「濃い見込み客。」たちに向けて、
ルールを守って、作家側が買って欲しいものを買って欲しいタイミングで買ってもらうための情報を発信するツールと考えるとシンプルです。
ミンネプラスは、まさにこの部分なのですね。
なので、
商品の魅力をミンネプラスで長々と力説したり、制作途中のものの紹介や、アトリエでの作業風景の紹介、お客様の声などを発信するのはちょっと違くて、これらはインスタなどの集客(プル型)のSNSで発信するのがすごくおすすめです◎
minnePLUSのようなプッシュ型ツールは、
買うこと前提、あるいは買いたいよね、ということ前提での、購入に関するご案内を送るイメージです。
言うなれば、重たいパンフレットではなく、軽いチラシ!と思うとわかりやすいかもしれません。
発信するスタンスも結構重要!
あと、
どうか買って下さい〜とか、こんなに素敵なんですよ〜という力説などはうざがられるので、
立ち位置として、
「買わせてあげる」そのために買い方の情報おしえるね。
「3つ限定なんだ」だから先行予約させてあげるね。
というスタンスで、あくまでもお客さんが買いやすいようにメリットを渡す形で発信するのがコツです。
そうでないと、
プッシュ型通知というのは基本うざがられ易いので、無理やり宣伝を送りつけられたとか興味のない情報を長々と送られたと感じられてしまうと、ブロックされやすいんですよね。
あなたも、忙しい時に電話が鳴って出てみたらただのセールスだった・・
などでイラっとした経験ありませんか?^^
プッシュ通知って、受け取り側の状況に考慮なく「ポーン」と通知がいくので、その分、魅力的な内容である必要があるのですよね。
あくまでも、
「知らなくて買えなかった、、」「お得情報知らずにクーポン使えなかった、、」
みたいな人を撲滅するための、気持ちよくお得に楽しく買ってもらうための、
特別客に対する通信だと思っておけばOKです。
すごく大好きなアーティストのファンクラブ通信
似たようなもので言うと、登録してる人だけに送られる、ファンクラブ通信なんかがイメージに合うかなと思います。
まさに、ファンクラブ通信とかもライブのSS席の案内が優先的に届いたり先行予約の方法とか書かれていたりしますよね^^
プッシュ型SNSのフォロワーは数より質!
一般的なSNSだとフォロワーを無理やり増やしたり、プレゼントで釣ってLINE公式アカウントへ誘導したりと、本当は自分の商品に興味のない人まで無理やりフォロワーとしていたりするけれど、
こういったプッシュ型のSNSは、フォロワー数が多い方がいいというよりも質が高い方が成約率につながるので、
たくさんいるかどうかはあまり重要ではなく、”本当に興味を持っている人”と言うのが大切で、それが5人とか10人とかでも良かったりします。
ちなみに今回のminnePLUSの場合、
配信先の人たちというのはショップを純粋にフォローしてくれている人たちなので、純度が高いというのがすごくいい点です◎
ちなみに私の経験をシェアすると・・・
私は実家でブドウの販売をしているのですが、これもLINE公式を活用して発信しているのですがフォロワーさんは150人くらいしかいません^^
けど、実にほぼ9割の方が買ってくれているのですよね。
こんなふうに、プッシュ型のSNSツールというのは基本的には注文をもらうこと前提での話になるので、
本当に興味のある人にしか届かない(届けない)というのも重要だったりします。
(欲しいと思っていない人に無理やりセールスしない)
↑
ここ重要!
まとめ
ということで今回は、
新しくminneから出されたツール、minnePLUSについて
活用のポイントと書くべき内容・書かない方が良い内容、そして他のSNSと何が違うのかという内容を含めて
多方面から解説しました!
まだサービスの拡大などもあるようなので楽しみですね!
これから使ってみようかと思っている方の参考になれば幸いです。
また、ハンドメメイドなど個人販売をするときの発信の考え方についても併せて参考にしていただければ嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
田口さやか
関連記事 - Related Posts -
-
2024/10/04
-
秋冬のハンドメイド販売を効率的に成功させる5ステップ(実践ワークシートつき!)
-
2019/08/15
-
ハンドメイド作家さん必見!1つの注文から次の注文を生み出すスムーズな方法
-
2019/10/30
-
インスタのプレゼント企画のやり方☆ハンドメイド作家さんが失敗しないための注意点
最新記事 - New Posts -
-
2024/10/28
-
【お客様の声】毎月20件の注文が安定してきました!ハンドメイド販売(コンサルレポート)
-
2024/10/23
-
【10月レポ】ハンドメイドを今より売れやすくする秘訣【オンラインサロンzoomお茶会】
-
2024/10/04
-
秋冬のハンドメイド販売を効率的に成功させる5ステップ(実践ワークシートつき!)