2019/06/25
ミンネやBASE、エッツィーなどのネットショップでお客様からの”紹介”を起こす秘訣
先日、あるハンドメイド作家さんとお話していたのですが、
私の作品って、誰かに紹介されたら一気に売れる気がするんですよね。
それが難しいんですけどね・・。
作家さん
お話の中でこんな事を言われる場面がありました。
紹介されたら注文が殺到するのになぁ・・
ハンドメイド作家さんなら、一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
『誰かに紹介してもらう』
このことは、特にネットの世界では
とても大きな効力を持ちますよね。
けれど
大きな力を持つ分、
自分一人じゃ紹介は発生しない(悲)
という難しさも併せ持っているんですよね・・
”紹介されたい” といえば、
わたし自身海外販売ETSYを始めた時というのは
こんなことばかり考えていました。
なぜか売れない・・。
こんなに可愛いものがあるんだから、誰か気づいてよー。
田口さやか
そんな願望ならまだ可愛いのですが、
さらにエスカレートし・・
それで、どこかから噂が広がってさ、
一気に注文がきちゃったらどうしよう!
忙しすぎて生産が追いつかないとかになっちゃったら・・
誰か雇わないといけないよなぁー✨
いやぁ〜、それはさすがにやばいっしょ〜。
うひひひ!!
田口さやか
妄想に妄想を膨らませ、ニヤニヤしだす始末。
そしてひとしきり妄想の中を楽しみ終え
ふと我に変えると、
全然売れていない現実に引き戻されて落ち込む。
そんな一人芝居を繰り返したりしていました。
こんな風に、私自身、
紹介されることに憧れを抱いていたのですが
まぁ簡単に言えば、
手っ取り早く、誰かがやってくれたらな。
そんな無謀な方法に、ネットショップを始めた時は
憧れと幻想を抱いてしまっていたのかもしれません。
当時ビジネスを教えてくれていた師匠から、
そんなんじゃ、誰にも買われないよ
師匠
と言われてきたように、
わたし自身も一万件の注文を頂くようになるまでの間には
何かといろんな試行錯誤をしてきたわけですが・・。
(詳しくはこちらの記事:ハンドメイドショップ立ち上げ時、師匠に最初に習ったこと)
その後、徐々に作品が売れるようになって行くその途中で、
事実、
ショップが「紹介される」ということが
作品販売の強い追い風になったことが、
実は何回かありました。
そこで今日は、
ネットショップの強力な味方である
”お客さんからの紹介”について、
なぜ紹介してもらえたのか?
どんな経緯で紹介されるようになったのか?
そんな事を、自分のハンドメイドショップを振り返りながら
エピソードベースで書いてみようと思います。
これは海外向けのショップの事例ですが
もちろんminneやCreema、BASEなどの国内の個人ショップでも
共通です。
”わたしの作品も紹介されたい。。”
そんな方に参考になれば嬉しいです。
ショップにメッセージ付きの注文が
ネットショップを初めて1年ほどたった時、
海外のお客さんから一件の注文があったのですが、
備考欄にこんなメッセージが添えられてきました。
Youtubeの”TinaTubeチャンネル”(仮名) から知って来ました。✉️
お客さん
(え?TinaTubeチャンネルって何だろう??
なんかの企業とか?)
田口さやか
急いでyoutubeで検索してみると、
そのユーザーアイコンには見覚えのある顔が。
それは、Etsyでも同じユーザーアイコンを使っているTinaさんの
Youtubeチャンネルでした。
Tinaさんは、それまでに3回ほどわたしのショップで買い物をしてくれていた
リピーターさんだったのですが、
過去のやり取りの中で、自分がユーチューブをやっているという事や
もしかしたらあなたのお店のことも撮るかも〜というような事を
さらっと言っていたのを思い出しました。
当時は、個人でユーチューブをやっていると言っても
今のように多くのユーチューバーがいたわけではなく、
私自身も ”趣味でなんとなく投稿する”
という人が多いイメージを持っていたので
正直そこまで気にしていなかったんですね。
それでも、
ネットの媒体で私のお店を紹介してくれたんだ〜!
嬉しいなぁ。ありがたいなぁと
思ったのを覚えています。
そして、
それまでyoutubeで紹介されるなんて事が無かった私は
ちょっと興奮気味に、Tinaさんの動画にかじりつきます。
「おぉ・・!
本当に紹介してくれてるし〜!!」
なんだか、
地元の知っている場所が不意にテレビに写って
やたら嬉しく興奮しちゃう時のような、
そんな感覚になる私。(笑)
すご〜い。
本当にYoutubeに写ってる〜!
これを見て、Tinaさんの友達がショップに来てくれたんだぁ。
Tinaさん、友達に紹介してくれてマジでありがとう!!
田口さやか
そんな風に思っていたのですが、
ふとチャンネル登録者数に目をやると・・・、
・・・
そこには5000人ほどの登録者が・・!
え?!
Tinaさんマジで本当にユーチューバーですやん。
田口さやか
・・・
私はてっきり、
”Tinaさんの趣味程度のチャンネルを、
Tinaさんのまわりの友達が見て楽しんでいるだけ”
という感じだと勝手に勘違いしていたのですが(←失礼すぎる)
実はTinaさん、
結構人気のユーチューバーさんだったんです。
(Tinaさん本当にごめんなさい)
それにしても、
こんな風に紹介が起こると、
自分一人の力では届けられなかった”必要としている人”に
商品を知ってもらえたり、買ってもらえたりするんだなぁ
と、紹介のチカラを体感した瞬間でした。
紹介したくなるショップって?
紹介したくなる、といえば
美容院やレストランなどが思いつくかと思いますが、
とりわけ自分の労力を使ってでも誰かに紹介したい!
みんなにも知ってほしい!
と思えるものというのは、
どこか、
”お店の人との距離が近い・もしくは仲良が良い”
という共通点があるように思います。
例えば、
どんなに料理が美味しくても雰囲気が悪かったら
もう行かないかもしれないし、
腕の良い美容師さんであっても
あの近距離で不愉快な接客だったらやっぱり紹介は
やめておこうと思ったりします。
そんな風に思い返してみても、
”人から紹介される”
という時というのは、ある意味
お客さんとの良好な人間関係がポイントになるのかな、
そんな風に感じています。
私自身も、得意のずうずうしさで(笑)
”お客さんと仲良くなる”ということをベースに
海外ショップの商品開発・ショップ展開をしてきた感覚があるので、
現在させていただいているコンサルや実践塾では
お客さんと”人間関係を構築する”という部分が
実は販売やショップ運営では大きなキーになるという事を
お伝えさせて頂いているのですが、
今回のTinaさんの紹介も、やっぱりある意味、
それまで3回の注文を通じてのやり取りで構築した
人間関係がもたらしてくれたものなのかなと思います。
まとめ
口コミやレビューのさらにその先にある
”自主的な紹介”って、
実はものすごい力だと思います。
紹介は、相手ありきだからこそ
自分だけでは拡散できない難しさがあるけれど、
お客さんとの関係を構築することによって
リピーターさんになってくれるだけではなく、
こうして新しいお客さんをも連れて来てくれたりするんですよね。
私自身も、今回の事例を忘れずに、
お客さんとのやり取りを大事にしながら
これからもお客さんと一緒に盛り上げるという意識を持って
ショップ運営をしていきたいと思います。
何か参考になれば幸いです。
P.S.
私が、今回のTinaさんをはじめ、ネットショップのお客さんと
どのように人間関係を作ってきたのか?は、
無料メルマガでもご紹介ています。⬇︎
宜しければ併せて参考にしてみてくださいね。
ゼロから始めた海外向けネットショップを軌道に乗せてきたストーリー
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検証ありがとうございました