売れないハンドメイド作家さんに贈る。売れ方が変わる販売の極意

「売ることが苦手なハンドメイド作家さんへ」
こんにちは。
ハンドメイド作家さん向けに、販売アドバイスをしている田口さやかです。
今日は、「作品を作るのは好きだけど、売るのは苦手…」という方へ向けて、
売ることが得意になるマインドセットをお話しします。
・作品は作れるけど、販売することにすごく抵抗がある
・販売することに自信かない
・販売をしているけど、ほとんど売れていない・・
そんな方がいましたらぜひポイントを吸収してくださいね!
目次
なぜ売ることが苦手に感じるのか?
多くの作家さんが「売るのが苦手」と感じる理由。
それは、
お客さんのことがふわふわしていて、よくわかっていないからです。
「誰に向けて何を作ってるの?」
「お客さんってどんな人?」
こういうことがはっきりしないと、
「どんなふうに見せたらいいか」「何を伝えたらいいか」もわからなくなってしまいますよね。
それでは、売ることに苦手意識が出るのも当たり前だと思います。
まるで雲の上から、誰か欲しい人がいないかと見渡しているような状態です。
他の例を考えると、
『自分が、一体誰が好きなのかわからない。
だから告白できない』
のと一緒です^^
これじゃあ、いくら彼氏・彼女が欲しいと口で言っていても、
実際は誰かに告白する必要もないし、好きになってもらいたいとも、自分が大切にしたいとも思えてない状態ですよね。
販売も、相手がいてこそ成り立つもので、
相手の存在を見つけることが、作品作りと同じくらいに、とっても大切になります。
じゃあ、どうしたら売るのが得意になれるのか?
それは、「どれだけお客様のために届けたいと思えるか?」です。
実際、モノが売れるのは、お客さんが欲しいと思った時だけ。
つまり、お客さんのためになっている時だけなんです。
でも、
「お客様のために」とか「喜ばせたい」って言葉にすると、
なんだか綺麗事みたいだし、ちょっとハードルが高い気がしますよね。
私自身もそうでした。
だって、誰だって自分の作品が可愛いし、家族の幸せも願うし、
自分のために稼ぎたい気持ちだってある。
それが自然なことです。
それでも「お客様のために」と心から思えるようになるには?
それは、「あなたにとってのお客様って誰?」を明確にすることだと思います。
「どんな人でもお客さん!」と思えるなら素敵だけど、
多くの人にとっては「見ず知らずの誰かを思いやるのは難しい…」っていうのが本音だと思います。
だからこそ、「(万人には思えないけど)、こういう人に喜んでほしい」
という人物像やシーンを、しっかり持つことが大切なんです。
そして、
✅ なぜそのお客さんを喜ばせたいのか?
✅ なぜその人たちに届ける意味があるのか?
そういう「理由」や「大義名分」を意識的に持つことで、心から届けたい気持ちが
作家自身の中でだんだん育っていくのです。
例えば、理由の例としては…
「私も昔はこういう気持ちで悩んでいたから」
「同じ趣味の人に共感できるから」
「この作品に救われた経験があるから、分かち合いたい」
「自分とは真逆の世界を持つ人を応援したいから」
こういった気持ちがあると、自然と情熱が湧いてくるし、誰に何を届けるのかがはっきりしてきますよね。
販売への抵抗感が薄れる
そうすると、売ることへの抵抗感がなくなっていきます。
誰に、なぜ作品を届けるのかがはっきりすると、
お客さんのニーズが見えてきて、どんな見せ方をすればいいかもわかるようになります。
例えば、
「自分が新居に引っ越しをした時、
何にもない部屋が寂しいなと感じていた時に、不意に友人からお祝いとして華やかな花束が届いてとても感動した!!」
と言う経験があったとします。
そんな経験をしたお花作家さんであれば、
「サプライズで花束を贈るお手伝いがしたい!」とか
「新居を彩るお祝いリース」を届けたい!とか
そう言う気持ちが芽生えるかもしれません。
そうすると、すでに自然と
誰のために?どんなシーンのために?
自分は作品を提供したらいいのか(提供の使命感や大義名分)がクリアになっているはずです。
そしてそう言った自分の志のもとに作品作りや販売、発信をするからこそ
結果的に、「欲しい!」と言ってくれるお客さんが集まってくるんですね。
もはや、「売ることに抵抗が・・」とか言っている次元で販売をとらえていない状態です。
まとめ
結局、販売が上手な人って、
作品のクオリティや工夫
写真の見せ方
葉の伝え方
…こういうテクニックを兼ね揃えていたりするのですが、実はそれを兼ね揃えるための見えない土台の部分には、
「誰に、なぜ届けたいのか」がクリアになっているはずです。
だからこそ、行動にエネルギーが生まれて、売ることが楽しくなっていく。
そしてますます繁栄・発展していく。
これは、単に作品の上手さだけでは手に入らない感覚です。
最後に
と言うことで今回は、
売ることが苦手な作家さんへ、
販売が得意になる極意をご紹介しました。
自分にとってのお客様を見つける(クリアにする)と言うのは、
「自分がこの人のために時間を使いたい」と思える人たちを見つける作業でもあります。
ぜひ、あなた自身の「このお客さんに届けたい」という気持ちを見つめてみてください。
ピンとくる人が大勢いなくっても大丈夫。
一人でも、「Aさんに喜んで欲しいな。」と言う人がいるだけで、
届けたい気持ちや使命感のようなワクワクが感じられるはずです。
それが見えてくると、売ることへの苦手意識は自然に和らぎ、楽しく活動できるようになりますよ。
あなたの大切な作品が、必要としてくれる誰かに届きますように。
最後までお読みいただきありがとうございました!
田口さやか
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