2019/06/17
自分の商品にリピーター?Etsyでのハンドメイド販売で、初めてリピーターが現れた時の率直な感想
こんにちは、田口さやかです。
先日、海外販売Etsyのセミナーを開催した時に
”リピーターさん” て、一体どのようにつけていくんですか?
悩める作家
というご質問を頂きました。
『一度買ってくれた人にリピートしてもらう』
というのは、ネットビジネスに限らずとも
どんな商売でもとても重要なことではあるんですが、
でも実際問題、
お客さんに2回以上、自分の商品を販売することに
抵抗がある人の方が圧倒的に多いと思います。
私もそうでした。
というか、私の感情としては、
「一体どうしたらリピートしてくれるのか?」
という以前に、
そもそも
お客さんにもう一回買ってもらおうなんて、おこがましい!
もう一回出費をさせるなんて、なんだか申し訳ない・・。
最初、こんな気持ちを持っていました。
今でこそ、”複数回買ってくれるリピーターさん” と
やりとりする中で状況や心理を少しずつ分かってきましたが、
私なんぞの商品を、どうしてもう一度買ってくれちゃうの?
と、リピートされたことを『謎』のように感じていたのを思い出しました。^^
そこで今日は、私が初めて
同じお客さんから2回目の注文をもらった時の心境を
書いてみようと思います。
2度目の注文が入った時、最初は何かの間違いかと思いましたね^^;
目次
同じお客さんが2回買ってくれるなんてそもそも想定外だった
私がネットショップを一番最初に始めたのは、
海外向けのEtsyというサイトでしたが、
当時、『自分が何かを売る』 ということを全くやったことが無かった私にとって
お客さんは、姿の見えない遠い存在のようでした。
どこかの誰かが買ってくださる
しかも、遠い国の肌の色も言葉も違う誰かさん・・。
田口さやか
そんな感覚でいたこともあり、
一度買ってくれた人がもう一度私のショップを訪問して
買ってくれることなんて、そもそも考えもしていませんでした。
だって、お客さんはすでにショップの中から
自分の欲しいものを選んで買ったわけで、
リピートするなら最初から必要な個数を買うだろうし。
消費してなくなるような商品ならともかく、そういうものじゃないから
一回の注文で事足りると思うし。
だから、
買ってくれたら、それでおしまい。
また次の誰か、買ってくれないかな?
田口さやか
そんな風に思っていたわけです。
私のショップに第一リピーター現る!
最初の3ヶ月は、待てど暮らせど全く商品が売れない状態だった私は、
その後ポツポツ売れていく事に小さな喜びを噛み締めていました。
そんなある日、
1ヶ月の期間をおいて、以前注文をもらった人から
また商品が購入されていることに気がつきました。
「あれ?この前の人だ!」
その時率直な思いは、
「でも、なんで??」
これが正直な感情でした。
私自身、ショップを始めた頃というのは
一度買ってくれた人が、まさかまた買いに来てくれる
なんていう考えは全く無かったので
「何かの間違えで注文のボタンを押しちゃったのかな?」
とすら思いました。
そんな私にとって、リピート購入されること自体、
私の中では「謎」に思えたんですね。
しかしその注文はキャンセルされること無く無事発送し、
実はその後も、
数ヶ月のスパンをおきながら
同じ人から度々注文されるという現象が続いたのです。
うーん。
よっぽど気に入ってくれたんだろうけど、
なんでちょこちょこ買ってくれるんだろう??
送料もかかるから一度に買えばいいのに。
田口さやか
謎は深まるばかりでした。
リピーターさんからの意外な言葉
何度も注文をもらう中、私は勇気を出してその方にメッセージをしてみました。
いつも買ってくれてありがとうございます!
田口さやか
アメリカに住むそのお客さんに、ドキドキしながらメールを
してみたわけですが、
お客さんからはすぐに返信が返ってきました。
こんにちは!
こちらこそいつもありがとう。
実は私のダーリンは日本人なんだけど、そのせいか
私も日本の物にとても愛着があるのよ。
時間がある時にいつもあなたのお店を覗くのが好きで、
少しずつ気に入ったものを集めるのが最近の私の楽しみなの。
今回の注文も、届くのを楽しみにしています。
お客さん
そうだったんだ!!
この人めっちゃいい人だな〜。
海外の人とのやりとり。
しかも商品を買ってくださる「お客様」とのやりとり
ということもあって、当時私はかなり緊張していたのですが
予想以上にフレンドリーなことに
すっかりネット販売の楽しさと喜びを覚えた瞬間でした。
また、
今まで商品を売るためだけに陳列していた
私にとって、
お店のラインナップを眺めること自体が楽しい
と思ってもらえていることに驚きました。
そうか、この人は一度に必要なものを買い揃えると言うよりは、
毎回のショッピングの時間を楽しんでいたんだ!
田口さやか
そんなことに気づかされてからは、
リピートされると言うことに対する私自身の感情も少しずつ変わっていき、
気がつけば、
「2回以上買ってもらうのは申し訳ないこと」という
私の中の勝手な思い込みは、どこかに消えていました。
最初の頃に無意識に感じていた
”同じ人に2回も買ってもらうことへの罪悪感”が薄れてきた頃から
私自身のお客さんへの接し方も変わっていき、
その頃からは少しずつ、
自然とリピートしてくれる方が増えていくようにもなっていました。
世の中には喜んでリピートする人で溢れていた
ハンドメイド商品などを作っていると
お友達など、自分と距離が近い人から
注文をもらうこともあると思います。
そこでつい思ってしまうのが、
一回以上買ってもらうのは申し訳ない
またお金を支払ってもらうなんて、悪いんじゃないか?
悩める作家
と言う、罪悪感にも似た感情ではないでしょうか。
ついこのように、
一度買ってくれた人はもうお客さんにはならず、
新規のお客さんを新たに見つけなきゃ
と意識が向くことがあるのですが、
実は、世間を見渡してみると
あらゆる生活の場面で
人は喜んでリピーターになっている
と言うことが見えてくると思います。
例えば、
・行きつけの美容院
・好きなブランド
・つい立ち寄る本屋さん
・駅ビルの雑貨屋さん
・ディズニーランド
・好きな作家さんに会えるハンドメイドイベント
そして私自身を振り返ってもそうですが、
喜んでリピーターになっている場面はたくさんあります。^^
例えば、
気に入った家具屋さんでは、
一年に1度くらいのペースではありますが
何かしら家具を買いに行ったりしますし、
好きな洋服屋さんも
ついついリピートしています。
また、、好きな宿には
そこに用事が無くてもついつい泊まりに行ってしまいます。
そう考えると、
”また買ってもらうこと” って、
お客さんとしても提供者としても
後ろめたく感じる必要はないと思えたりするんですね。
”また買ってもらう” ことに罪悪感を無くすと見え初めてきたもの
”また買ってもらうこと” って、
お客さんとしても提供者としても
後ろめたく感じる必要はないと思えたりするんですね。
田口さやか
とさっき言いましたが、
でもこの感覚って、そうは言っても、
やっぱり最初から身についている人ってほとんどいなくて、
実際に泥臭く経験していく中で感覚的に腑に落ちていくようなものだと思うのです。
今でこそ、私は経験の中で得てきたこの感覚を持ちながら、
”リピーターさんとの距離感の縮め方”や”具体的なやり取りなど”を
コンサルやオンライン講座でレクチャーしたりしていますが、
最初は一喜一憂しながら、泥臭いお客さんとのやり取りのオンパレードでした。
リピートされても、
「もちろん嬉しいけど、なんか、申し訳ないなぁ。」という気持ちをどこか持ったりしていました。
しかし振り返って言えることは、
『私の商品をまた買ってもらう』
ことへの罪悪感はいずれ消えていくものだ
と言うことを知っておくことは、
販売への大きな一歩となるように思います。
そして、申し訳なさや罪悪感が消え去った後というのは、
もっとたくさんのお客さんを喜ばせることが
感覚としてできるようになっていくので、
その中でお客さんが作家さん自身の魅力や商品の奥深さを感じ、
もっとスムーズにファンの方が増えていくんじゃないかな
と思います。
まとめ
今日は一人の人に2回以上買って頂いた時に感じた特有の罪悪感を
思い出しながら、その時のことを書いてみました。
2回以上買ってもらうことは、お互い嬉しいこと
と思えると、そのお客さんにやってあげられることや
こちらからのアプローチ方法も幅が広がりますよね。
何か参考になれば幸いです♪
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