2019/12/06
【歴8年】海外販売にオススメ!国際郵便の4つの発送方法【場合分けで解説】

こんにちは。
ハンドメイドアクセサリーや小物雑貨などを海外向けに販売してみたい方へ
『海外に販売してみたいけど、発送方法ってどれを選べば良いの?
どんな配送の種類があるの?自分に合った送り方を知りたい。』
と考えていませんか?
本記事では、下記の事をご紹介しています。
2あなたの状況に合った発送方法の選び方
3郵便局に持っていく前のそれぞれの準備方法
私自身は現在、海外販売歴8年で、
海外向けハンドメイドネットショップEtsy(エッツィー)にて
これまでに、個人で10800回以上の個人発送をしてきました。
そこで今回は、
実体験から感じるハンドメイド作家さんにオススメな
4つの海外発送方法をご紹介します💡
作品サイズや販売状況に合った発送方法を解説していきますので、
あなたの販売に合う方法を見つけてみてください^^♪
目次
個人の海外販売に適した4つの発送方法(アクセサリー・小物雑貨など)
発送方法が4つもあるの?
と思われたかも知れませんが、全て郵便局で完結します(^_^)
- EMS
- 国際eパケット
- 国際eパケットライト
- 小型包装物
後ほど解説していきますが、これらの違いは
ざっくり言えば送料・到着までのスピード・保証・安全性の違いになります。
それでは、1つずつみていきましょう。
① EMS
一番早く、確実に届くのがこのEMS(イーエムエス)という発送方法です。
国際郵便で一番メジャーな郵送方法ので
聞いたことがある方や、活用したことがある方も多いかもしれません。
・到着が早い 大体3~7日前後で到着
・保証がある 無料でも最大2万円までの保証がつきます。
・追跡ができる
・30kgまで送れる
・0g〜500gまで同額 (それ以降、100gごとに送料が上がる)
・価格が一番高い
・切手を貼ってもOK
EMSは、送り先にもよりますが大体7日ほどで到着することが多いです。
ちなみに先日シンガポールにEMSで商品を発送したら
2日後には届いていました。
田口さやか
EMSのメリットは、なんと言っても安全面の保証の高さと到着日数の短さ!
また、ハンドメイドサイトEtsyでは、
EMSの追跡番号を入れれば直接郵便局のサイトに飛べるので簡単に配送状況が分かります。
しかしネックとなるのが送料の高さです。
アジアだと最安でも1400円、
アメリカやオーストラリアだと一番安くても2000円かかります。
そこで、まとめるとこんな方におすすめです。
*一点ものの商品を発送する場合(紛失・破損を避ける)
*高額商品を送る場合
*お客様がEMSを選択した場合(Etsyでは配送方法を複数設定できます)
*初めて海外発送に挑戦する場合
②国際eパケット
国際eパケットは、EMSより安価で書留がつく航空便扱いの送り方で、
こちらは基本的に郵便局の専用ページから事前に登録をする必要がありますが
多くの方が活用している印象です。
”eパケット”というだけあって、
自宅などでラベル一式を自分で出力することで
国際書留付き航空小型包装物の料金が窓口よりも少し割安となるサービスです。
別途、国際eパケットライトという配送方法もありますが下で解説しますね。
・EMSより安価
・追跡・書留が可能 ただし国によっては追跡不可な地域も
・保証が6000円までつく
カナダやオーストラリアでは
国際eパケットの追跡番号が反映されず曖昧な場合がありますので注意が必要です。
紛失・破損時は保証が6000円までつくようになっていますが
以前紛失した際、調査に1ヶ月以上かかった上に
結局相手国とのやり取りの中で、「調査不可でした」というような形になって
保証もされなかった・・という経験もありました(涙)
田口さやか
EMSほどの手厚い保証は期待しない方が無難です。
とはいえ書留があるので、途中で紛失・盗難にあう可能性は
そこまで高くないですね。
というわけで、
国際eパケットはこんな人におすすめ
国際eパケットがオススメの場合
*一点ものではない、一般的なネットショップでの発送
*安価に送りたいが追跡番号が欲しい場合
*比較的早く商品を送りたい場合
③国際eパケットライト
国際eパケットライトは、
”ライト”というだけあって、国際eパケットよりも安く送る方法です。
国際eパケットと比較をすると分かりやすいので
表にまとめました。⬇︎
*SAL便扱い とは配送日数が短い順で航空便>SAL便>船便 となります。
SAL便は、日本から相手国までは飛行機でいきますが、
相手国内では”船便扱い”になるので
陸路での配送に時間がかかる場合があります。
また、SAL便の場合は飛行機に載せてもらえるのですが
航空便(Air mail)ものが優先になります。
飛行機の積載量の関係によっては、後回しになることも。
こういった細かいことも、配送に数日の誤差をうむ要因になるようです。
ということで、国際eパケットライトがオススメなのはこんな場合です。⬇︎
*追跡可能の中で最安で送りたい
*何件も大量に送る
*2〜3週間かかってもいい(SAL便)
④小型包装物
小型包装物は、2kg以下の軽量の荷物を
追跡なし最安で、大量に送る場合などに使いやすい発送方法です。
私自身は、この小型包装物という送り方で商品を送ることが多いです。
田口さやか
・EMS・国際eパケットライトより安価
・追跡・書留がない
・航空便でもSAL便でも選択可能(SALの方が安い)
・切手を貼って、ポスト投函OK
特徴にもあるように、メリットはなんと言ってもその安さ。
一方、追跡ができないのが小型包装物のウィークポイントです。
追跡不可ですが、アクセサリーなど、50g以内の梱包物はアメリカまでなら
なんと150円で発送することができます!(200gまでなら420円)
海外発送というと=高いというイメージがありますが、
そんな概念をくつがえしてくれる小型包装物という配送方法。
小型包装物はこんな方におすすめです。⬇︎
*注文件数が多く、発送頻度が高い
*2kg以内の軽量な商品を送る
*量産できる商品の配送(万が一紛失した時を考えて、再送できる物)
ちなみに”小型包装物”は商品などものを送ることに特化した送り方なのですが、
私がこの配送方法を知ったのは海外販売を初めて2年後で、それまでは
高額な普通の”国際の普通郵便”で送っていました・・(汗)
郵便局で「海外に送りたいんですけど」という感じで持っていってしまうと、
小型包装物ではなく普通の”普通郵便”で処理されてしまう場合があるので、必ず「小型包装物でお願いします!」と伝えることがポイントです。
ただし小型包装物では信書(手紙)の同封は不可となるので注意してみて下さい。
田口さやか
それぞれ郵便局に出す前の準備
どの配送方法でも郵便局を通して送るのですが
国際eパケット・国際eパケットライトは事前にネットで登録する必要があります。
他の送り方でも、事前準備しておくことでとてもスムーズになります
のでそれについて解説していきます。
EMSの事前準備と便利な使い方
EMSは、郵便局に置いてあるこちらのラベル↑に
内容を記載しておくこと+インボイスという紙(国によって必要な枚数が異なる)を合わせて事前に用意しておくと、
窓口でとてスムーズです。(もちろん窓口に持っていってから両方書くことも可能です^^)
*EMSラベルは、物品用と書面用がありますので商品を送るときは物品用ラベルを用意しておきます。
また、EMSで複数件大量に発送する場合は
無料サービスの”ラベルの事前印字”がおすすめ!
私自身も、50回分のEMSラベル印字をお願いすることがよくあります。窓口で依頼しておくと、私の氏名や住所が印刷されたものが
数日後に自宅に届きます。もちろん配送料も無料です。
田口さやか
ちなみに、インボイス・商品・EMSラベルをしっかりと用意しておけば荷物の自宅引き取りも可能。
10件以上の同時申し込みで10%割引があるものEMSの嬉しいところです。
国際eパケット・eパケットライト
こちらは、事前に登録をすることと、プリンターかゆうプリタッチで出力する必要があります。
また、専用パウチを取り寄せてそちらに入れることが必要になりますので初めての方には即日発送は難しいという欠点があります。
しかし、国際eパケットというのはとても簡単に言ってしまえば
国際eパケット=小型包装物(航空便)に+書留と追跡番号+6000円保証
国際eパケットライト=小型包装物(SAL便)+特定記録+追跡番号
という風に言えるかもしれません。
これは窓口でも可能です。
私自身も、書留をつけて欲しいなと思うケースには、
小型包装物の用意をしておいて、窓口で「書留をつけてください」とお願いすることがあります。
田口さやか
窓口でお願いすると、事前に用意をしておく国際eパケットよりほんの少し高くなりますが、
10円単位の差なのであまり気にしていません。
基本的に、小型包装物に書留をつけると+410円が発生する形です。
小型包装物の事前準備と送り方
小型包装物も、必要なラベルがあります。それがこちら↓
税関告知書CN22 というものです。
☆印の部分のみの記載でOK!
こちらも、郵便局の窓口の近くにあったりしますので
そちらから予めもらっておくと便利です。
小型包装物の場合、EMSや国際eパケットとは違って
航空便(Airmail便)かSAL便かを自分で選んで、封筒に記載する必要があります。
上記の通り、航空便とSAL便では、値段と配送方法が異なります。
私自身、多くの商品が100g ~200gの重さでおさまるので航空便で
送っていますが、
1kgを超えるような梱包物だとSAL便の安さがとても魅力的になります。
また、小型包装物の場合ポスト投函できるもの嬉しいところです。
夜遅くに梱包した商品などは近所のポストに投函することが多いです。
田口さやか
小型包装物の場合は追跡や書留がつかないので
紛失・盗難などが心配されることだと思います。
その辺りの配送トラブルに関してはこちらに私の海外配送の体験談を書いていますので参考にしてみて下さい。
海外発送の状況について⬇︎
トラブル対処法とメンタル面について⬇︎
まとめ
今回は、ハンドメイドアクセサリーや小物雑貨などを海外向けに販売してみたい方へ
オススメの海外発送方法を4つ、絞って解説してきました。
あくまでも私の体験談をご紹介した形ですので、
到着日数などはこの限りではありませんのでご了承ください。
発送物の重さ・販売の状況・商品の希少性・安全性などを考慮しながら
あなたに合った海外販売の形を見つけてみて下さいね♪
自分の作品が海外のお客さんの手に渡って喜ばれるって、
とても夢がありますよね。
私自身もETSYというサイトで
オリジナル作品の販売をしていますが、海外販売は本当に楽しいです。
海外販売がもっと身近になりますように♪
参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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