2024/02/02
【体験談】ETSYやshopifyではイタリア郵便事情が敬遠される?ハンドメイド越境ECの国際発送1万件検証してみた!
こんにちは。
今日は、個人販売で
イタリア人のお客さんに向けて150回以上商品発送してきた私が
イタリアへの郵便事情について体験談を書いてみようと思います。
外国に送ったものは、ちゃんと届くのかな?
途中で壊れたり開けられたりしないかな?
作家さん
そんな不安を感じている方も多いかと思います。
その中でも、”イタリアへの発送”
に心配されている方は一定数いらっしゃるかもしれません。
私自身、イタリアに住んでいた知り合いにも、
「イタリアってびっくりするほど適当だよ」
というエピソードを沢山聞かされてきました^^;
越境ECが盛んな昨今、果たして
日本からの商品は無事にイタリアのお客さんの元に届くのか?
イタリアへの発送体験談を元に、
- どんなトラブルが多いのか?
- どれくらいの頻度で問題が起こるの?
- トラブル回避のために私が実際にやっている3つの工夫
について書いてみようと思います。
Etsy(エッツィー)、Pinkoi(ピンコイ)といったハンドメイド販売だけでなく、
Amazon、Shopify、eBbayなどでも
これから海外販売を視野に入れている方がいたら
参考にしてみてくださいね!
目次
なぜイタリアの郵便事情が注目されているの?
そもそもなぜ今回”イタリア”への郵便事情に絞ってお伝えしているのかというと、
ズバリ、
他の国に比べて
郵便トラブルが多い傾向にあるからです。
郵便局からの引用
イタリアでは、税関検査の強化に伴い、配達までにより多くの日数がかかっております。また、その状況をご承知で差し出される場合も、ラベルや書類の記載が不正確だと、さらに日数がかかり、あるいは返送されてくるおそれがあります。
また、その状況をご承知で郵便物を差し出される場合は、ラベルおよび税関告知書への記載は、英語、フランス語またはイタリア語で正確なご記入をお願いします。引用:日本郵便
↑こんな文章が出ています。
私自身、これまで世界各国のお客さんに向けて
商品を販売してきましたが、
(大雑把な性格ということもあり^^)
国ごとの郵便事情をあらかじめ調べてから発送するということをしていませんでした。
しかしなぜ
このような通知があることを知ったかというと、
私自身がイタリアへの発送トラブルを経験し、
何か手がかりはないかと
郵便局のサイトを訪れたのがきっかけでした。
なるほど、イタリアへの商品発送は他の国よりもなんだか難しそうだな・・。
田口さやか
税関検査が強化された背景は分かりませんが
何れにしても不着・遅延などを考慮した方がよい国だということが分かりました。
ハンドメイド販売の場合、
自分がせっかく作ったものが届かないというのはとても悲しいですよね。
そして悲しいだけでなく、お客さんにも正しく対応しないと
あとでトラブルになりかねません。
個人販売は作家さんがそのままショップの責任者になることが多いので
郵便事情にも気を配る必要があるわけなんですね。
・・とはいえ、
不着トラブルというのは何もイタリアだけに限ったことではありません。
私自身、これまで色々なショップで約2万件の海外発送をしてきましたが
アメリカやカナダなどでも
商品が届かないんですが・・・。
お客さん
という連絡をもらったことは残念ながらあります。
なので一概に「イタリアは商品販売するのは危ない」とも
いえないと思いますし、
海外発送で一件のトラブルも起こさないというのは
どの国宛でもなかなか難しいのかもしれません。
・・・しかし、
「あ、イタリアってやっぱり”特に”注意しなきゃだな」
と思わざるを得ない出来事がありました。
EMSで発送したのになぜか商品が届かない事件
これまで私のショップでは、
商品の購入数や購入内容、そしてお客さんの郵送方法の選択に応じて
EMS、国際eパケット、小型包装物という3種類の送り方で
発送をしています。
そんなある日、お客さんから一通のメールが、、。
あの〜、商品がまだ届いてないんですが・・。
イタリアのお客さん
(見ての通り)、イタリア人からの問い合わせでした。
慌てて注文内容を確認すると、
そのお客さんその商品の発送はEMSという、一番安全で最短で届く送り方で
商品を発送したのですが
なぜか1ヶ月たってもまだ届かないという状況でした。
えぇ〜、なんでだろう?
EMSで送ったはずなのになぁ〜。
田口さやか
まだそのころは私自身海外販売の経験が浅かったこともあり
EMSで届かないというケースは初めての体験。
そこで、EMSには追跡番号がついているので
郵便局のサイトで確認してみると・・
確かに商品はお客さんのすむ近くの郵便局まできているようですが
「取りに来ないから保留中」
のように表示されていました。
その旨をお客さんに伝えると・・、
うーん、
でも商品を取りに来るようにという通知は
郵便局からきていません。
イタリアのお客さん
ということだったので
直接最寄りの郵便局にたずねてもらうことにしました。
しかし数日後・・
「あなたの郵便物はここにはなくて、私たちもどこにあるのか分からない」
と郵便局で言われてしまいました。
イタリアのお客さん
とのことでした・・。
お客さんの商品の行方
その後、追跡番号を入力して郵便局のサイトをチェックすると
“return to sender” という表示に切り替わっていました。
どうやら
受け取りに来ないから
送り主に返送します。
ということのようです。
いや、受け取れなかったんだけどね・・。
田口さやか
と思いながらもしぶしぶ待っていると、
一週間後くらいに
やはり私の方に舞い戻ってきてしまいました。
ちなみに、届いた封筒は
一度開けられた形跡がありました。
これは、税関でも開封される可能性もあるので
郵便局の対応の話ではないのかもしれませんが、
以上がイタリアへの発送で実際に経験した、ほろ苦エピソードです。
イタリアへ郵便物を送るなら押さえておくべき3つのこと
さて、これまでイタリアへの
郵便事情を体験談から書いてきましたが、
イタリアへの発送をするなら
最低限これだけはチェックして欲しいことが3つあります。
それは、
①出来るだけEMSで送る(追跡・保証付)
②電話番号もきっちり記入(ETSYは電話番号がわからないので聞く)
③お客さんにも追跡を気にかけてもらう(いつか来るっしょ、と郵便局任せにしない)
この3つです。
言ってみれば、
イタリアへの発送は、ショップ側とお客さん側が
一致団結して商品を無事に届けるという意識がポイントかもしれません。
日本では、正確に期限内に届くのが当たり前という
とっても快適な環境が当たり前になっていますが、
イタリアでは日本人のような感覚をみんなが持っているとは
限らないんですよね。
なので、意識的に”必ず届けたいからあなたにも協力して欲しい”
という旨を伝えて、
無事に商品を届けてあげるととってもいいと思います。
実は多くの郵便物は無事にイタリアに届いています
私自身、上のような郵送トラブルも経験しましたが、
実はこれまで累計で150件以上の注文をイタリアからもらっており、
そのほとんどが無事に届いています。
ちなみに私がハンドメイドショプを出している
海外向けのサイトETSYでは、
イタリアは国別ユーザー数でなんとベスト10位にランクインしていたりして、
何回もリピートしてくれるイタリア人のお得意さんもいます。
私の経験上ですが、
こんな風に、無事に届くケースの方が多いことや
お客さんの気さくさもあって
私は今でもイタリア人のお客さんへも販売を継続しています。
もちろんトラブルを絶対に避けたいという事だったら
海外発送をNGにするに越したことはないのですが、
私の経験上、トラブルって心配するほど多くはありません。^^
そして、当時はもちろん焦りましたが
トラブルを経験したことで、1つ良かったことがあります。
それは、海外へ販売することの心構えが変わったことでした。
多少のトラブルはつきもの。
でも、そんな数件のトラブルが気にならないくらい
沢山販売を重ねていけるようなショップになるまで頑張ろう!
田口さやか
最初はビクビクしながら行なっていた海外販売でしたが、
一回こういうトラブルをするとむしろ前向きになるというか、
経験値が増えたことで不思議と海外販売に怖さがなくなり
楽しく運営できるようになっていったように思います。
まとめ
今日は、
国際発送のイタリア宛の商品は無事に届くのか?
ということについて
海外向けハンドメイドサイトETSYでの実体験から書いてみました。
100パーセントの正解はお伝えできませんが
小さな1つの経験談として参考になれば幸いです。
ぜひ海外販売を楽しんでいきましょう!
P.S.*2023年11月、ついにEtsyの日本からの出店が再開しました!!
海外に売ってみたい!というハンドメイド作家さんへ、ゼロから始めるEtsyスタート講座をリリースしました!
https://school.foryournewstory.com/p/etsy
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